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水辺の環境調査結果

2009年10月の水辺の環境調査結果

 2009年度の水辺の環境調査は、10月17日~10月20日に行われました。採水日の前日の午後から小雨がぱらついたところもありましたが、天候に恵まれ、観察しやすい天気でした。今年度は30グループ、87人の参加があり、183地点の調査ができました。1グループの方が複数調べている所もあり、頼もしい限りです。

●参加者の声

●千葉県 カラーマップ

 自然度は、観察者によって違ってきますが(特に生物関係)、都市部でも自然が残っているところは多くあることがわかります。
CODは全体的にきれいでしたが、住宅密集地では、生活排水などで汚れている所がありました。 アンモニア性窒素が都市部で高いのは、生活排水などの汚れが原因のところが多いのですが、一宮川近辺でアンモニア性窒素が高いのは、天然ガスを含むかん水の影響であり、これは人為汚染ではなく地質的な問題です。 硝酸性窒素は、地域差がはっきりと出ていて、県北部は高濃度地点が多く県南部は低濃度地点が多くなっています。硝酸性窒素はなかなか改善されず、地下水を汚染するなど、さまざまな所で話題となっています。

今回、参加者から、「病気のハゼがいた」「特定外来生物か?」などの報告がありました。ハゼは内水面水産研究所で調べていただき、植物は中央博物館で鑑定をお願いしているそうです。
1年に1度の水辺の環境調査ですが、その時にまわりの環境の変化に気がつくことができたのは、とても良かったと思いました。
また、夏休みに「自由研究応援キット」として、CODのパックテストを扱っています。そこで小学生がジュースのCODを測ったところ、とても高い値で「飲み残しは少なくしよう」と決めたそうです。小さなことから身近な環境を考えることは、とても大事なことだと思います。

2008年10月の水辺の環境調査結果

 2008年度の水辺の環境調査は、10月18日~10月22日でした。採水日の初日の夜に雨が降ったところもありましたが、日中は天候に恵まれ、観察に最適でした。今年度は49グループ、132人、190件の調査ができました。測定件数は年々増え、今年は過去最高でした。また、水質調査も大気の二酸化窒素の調査も、総合学習の参考にされるため、小学校の先生と児童の参加が増えました。お子さんの参加が増えるのは、未来につながるような感じがして喜ばしい事です。

●参加者の声

●千葉県 カラーマップ

 自然度は、少ないですが都市部でも豊かな地点があります。
CODは今年は全体的にきれいでしたが、やはり都市部は汚い所があります。外房の木戸川、一宮川のCODが高くなっているのは、アンモニア性窒素の影響です。一宮川周辺で、アンモニア性窒素が高いのは、天然ガスを含むかん水の影響で、これは人為汚染ではなく地質的な問題です。(アンモニア性窒素のマップと見比べてください。)
硝酸性窒素の高濃度地点(10mg/l以上)は、今年は15件と多くなりました。「川・水路」の硝酸性窒素の中央値は4.15mg/l、「湧水」は全般に水質(COD)の良いところが多いですが、硝酸性窒素の中央値は4.22mg/lと高めです。地域差もはっきりと出ていて、県北部は高濃度地点が多く、県南部は低濃度地点が多くなっています。硝酸性窒素はなかなか改善されず、これからの課題となりそうです。


2007年10月の水辺の環境調査結果

 2007年度水辺の環境調査は天気に恵まれ、37グループ、115人が参加し、162件の調査ができました。調査場所は「川・水路」「川・海の近く」「池・公園」「湧き水・地下水」とさまざまで、採水日に親子で観察された方、先生と子どもたちで観察された方、自然観察会を開催し、「水辺の環境観察」を取り入れ、水質調査を行っているグループなどがありました。
 水質は測定場所や気象条件が毎回異なるので、一概には言えませんが、経年の傾向を中央値で比べると、一般的な汚れの指標であるCODは近年改善傾向にありましたが、今回はやや悪化しました。反対に悪化傾向であった硝酸性窒素は若干改善されました。

●参加者の声

私の住んでいる地域は村田川、鹿島川、南白亀川の分水嶺に当たる所で、古来より川の流れはあっても小川に等しく名前の付いていない源流域です。でも、時代の流れで周辺の変化も著しく変わってきています。貴重な動植物が確認されており、絶滅しないように保存の努力をしています。

(千葉市 村田川)

 

自分の住む地域の川には水質やまわりの汚れ、自然破壊など気になった。あまり専門的なことは、分からないが、今回水を汲んでみて、思ったより水質は、きれいと感じた。まわりのゴミなどの汚れも良くなっているように思える。そのようなことを、今回実感できてよかった。 

(松戸市 紙敷き川)

 

2006年10月の水辺の環境調査結果

 2006年度は採水日がお天気にも恵まれ、参加者は40グループ、154人、測定件数は167件でした。採水日に自然観察会を開催するグループもあり、参加人数が増えています。
水辺の状況は、多くの水辺で水鳥や植物、昆虫が観察されています。当日には見られませんが、ホタルも観察されています。普段から、清掃、観察会、浄化実験などを行い、さまざまな活動をされ、川に親しんでいる様子が伺えます。
 普段は何げなく見ている川ですが、水辺の側に降りて触れてみると、意外に生物が多のに驚かされます。川は河川工事などで形を変えてしまうことが多くなってきました。見た目はきれいになりますが、実は生物が激減していることも多くあります。そこで生活している生物のためにも、私たちのためにも、豊かな自然が少しでも残るよう、これからも続けて観察する手法のひとつとして、この調査を役立ててください。

●参加者の声

川の周辺の環境はとても良いと思うが、水質が悪くて残念に思う。空中散布を行わなくなって5年くらい経つが、この夏は5年ぶりにホタルを発見した。少しずつ帰ってくることを願う。

(加茂川中流)

 

千葉県のトンボが全種いると言われ、観察もできる。広い沼でヨシが茂り、ハスの葉でおおわれている。中州のような小島の木の枝にダイサギ1羽が羽休めをしていた。ウシガエルがいる。時々カモも見られる。高い声で「クォー」という鳴き声を何度か聞いた。東屋もあり、のんびりできる。CODでは意外に高い数値だった。

(夷隅市トンボ池)